へっぽこ・ぽこぽこ書架

二次創作・駄っ作置き場。 ―妄想と暴走のおもむくままに―

艦これ駄文。

日向と長門・初めての… 

日向と長門・初めての… 本文

菜園の一角にて。
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今日の教練はこれだ。
……教練……。
うむ。
………。
不満がありそうな顔だな。
そういうわけではないが……。
「が」と言葉をひっくり返すということは、やはり不満があるのだろう?
……不満……ではない。
では何だ?
………。
ん?
……言葉を探している。
そうか。
……ま、やっとのことで実技と思ってたんだろ?
だが、これも実技のうちだ。
……艦娘の実技に、鍬や鋤を使う理由が分からん。
ま、そうだろうな。
だが、ここでの生活に早く慣れてもらわんとな。
それに
うん?
畑仕事は、我々が生活する上に必要なのもあるが、その実、強靱な足腰を作るいい手段だ。
………。
眉唾といいたい顔だな。
眉唾とは思わないが、にわかには信じがたい。
よもや、詭弁を弄しているのではなかろうな。
……まったく。提督はなぜお前を成艦になるまでドックに入れといたのかな。
下手に小賢しくて、扱いづらいぞ。
そんなこと、私に訊かないでくれ。
うむ。それもそうだな。
どのみち、お前がどうのこうのあれやこれやと言ったところで、この芋を今日明日中に植えてしまわにゃならん。
提督は四日前から本部に行って不在だし、主席秘書艦と次席秘書艦も同行して留守だ。
さらに言えば……
主だった者は遠征と訓練で出払っている。
そのとおりだ。
有り体に言えば……
赤城と我々と修復中の艦娘以外、この基地にいない。
そのとおりだ。
つまりは……
私たち二人でこの芋を、植えないといけない。
うむ。そうなるな。
赤城は出てこないのか。
お前は、この種芋が、赤城の腹の中に入っていく様を見たいか?
……それは……嫌かもな。
つまりはそういうことだ。
それに彼女は、事務関係を片付けてもらわないといけないからな。
あれは私には無理な仕事だ。
なぜ?
(自分の頭を指先でとんとんと軽く叩き)ここが、壊れてるから。
………。
そう絶句することもない。
まずは慣れだ。
この基地で長生きするには、それがいちばんだ。
なにせ提督がアレだからな。
………なるほど。
では、始めようか。
うむ……。
まずはじめに、ここからあすこまでの範囲を耕してしまおう。
なあに、我々戦艦クラスがふたりもいれば、すぐに終わるさ。
そうでありたいかな。
……というか、耕耘機を使えば早いのでは?
残念ながら、耕耘機は今修理の部品待ちだ。
たぶん、提督たちが持って帰ってきてくれるだろう。
……誰が壊したのか、訊いてもいいか?
構わんぞ。
目の前にいるヤツだ。
……そうかなと思ったら、マジでそうだったか。
どのみち、ああいう機械は、非力な人間が使うものだよ。
我々なら、自前の体を使った方が早い。
まぁとりあえず、好きに耕してみろ。マズければ指導するから。
うむ。
……あ、硬い土や石を噛んだ場合は、無理をせずゆっくり引き抜け。じゃないと……
……もっと早くに言ってくれ。
そのようだな。
農具には一応上限本数があるから、お手柔らかにな。
わかった。
しかし……
なんだ?
初っぱなでその鉄製の柄を九〇度に曲げたヤツは初めてだな。
……それはどうも。
さすがはビックセブンというところかな。
それ、ゼンゼン褒め言葉になってないから。
大丈夫だ、問題ない。
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